もう店舗で並ばなくていい!モバイルアプリを活用した事前注文
こんにちは!misaki(@misaki9l)です!
今日は、昨今の店舗デジタル施策で注目されている、カフェやファーストフード店といった飲食店アプリでの「モバイル事前注文」を通じた店舗体験について、触れてみたいと思います。
そもそも、みなさんスマホアプリを活用した「モバイル事前注文」って、どんなものかご存知ですか??
簡単に言うと、店舗に行く前にスマホアプリ上で商品の注文から決済まで完了させ、受取時間を指定したら、あとは店舗に取りに行けばOKという最高に便利なサービス!!
私は毎朝、会社近くのカフェでコーヒーを買ってから出社するのですが、出勤時間帯はみなさん同じようなことを考えているので、地味に長蛇の列。。。コーヒー1杯なのに、なんでこんなに並ぶんだろうと、朝からテンションが下がります。
モバイル事前注文ができるようになれば、通勤中の電車でコーヒーの注文から決済まで完了させられるので、毎朝列に並ぶ必要もなく、颯爽と受取にだけ行けばOK。コーヒー一杯で必要以上に待たされていたストレスからも解放されます!
とはいえ、まだまだ日本では実証実験程度の取組が多く、実用化に向けては準備段階の取組が多いのが現状といったところ、今日はこの「モバイル事前注文」の動向を見ていきたいと思います。
目次
「モバイル事前注文」の市場動向
アメリカのスターバックスの取り組み
スマホアプリを活用した「モバイル事前注文」は、日本ではまだまだ実験段階ですが、アメリカでは大変普及が進んでいて、米国のスタバアプリでは2015年からサービス提供がスタートしていたようです。
(参考:米スタバ注文アプリの完成度 全米で月500万件注文 日本経済新聞)
同社の決算発表では、「モバイル事前注文」がすでにスタバ全体の注文の10%を超える規模になっていて、急速に伸長していることが公表されています。
日本のマクドナルドでも今後導入が期待されます
日本では、今年に入って日本マクドナルドが、事前注文のシステムの導入を一気に加速させるとの報道が出ていましたね。実現すれば、日本での「モバイル事前注文」の普及も拡大していくのではないでしょうか。
(参考:マクドナルド、スマホで事前注文・支払い 全2900店で 日本経済新聞)
店舗側のシステムインフラの整備や店内オペレーションの最適化まで含めて考えると、「モバイル事前注文」が日本で一般的なものになるまでは、もう少し時間がかかりそうですが、どのお店でもこういった購買形態が当たり前になれば、お店で余計な待ち時間を費やす必要がなくなりますね!
また、事前決済を通じで来店するお客様は、既にメニューの選択、注文、決済が完了しているので、店舗側で発生するお客様1人当たりの対応時間も削減できるなど、店舗のオペレーション効率向上といった業務プロセス最適化と、それに伴う店舗スタッフの生産性向上といった観点からも注目されています。
日本の事例
モバイルオーダーアプリの「O:der」
<写真挿入予定>
日本では「O:der」というモバイルオーダーアプリがありました。事前注文と事前決済がこのアプリ上で行うことができ、現在は一部のファーストキッチンやゴリラコーヒー、丸亀製麺などで導入しているようです。
(参考:スマホ注文ならモバイルオーダーアプリの「O:der(オーダー)」)
楽天イーグルスが実証実験していた事前注文機能の例
また、実証実験に近いレベルですが、以前楽天イーグルスのスマホアプリ「At Eagles」では、コボスタ宮城のスタジアム内で利用可能な事前注文機能を展開していたようです。
(参考:座席で注文できたら通知!お店の前で待たなくてOK!!モバイルオーダー!!!)
せっかく野球観戦に行ったのに、ちょっとしたものを売店に買いに行っただけで、長時間列に巻込まれてしまい、勝負所のシーンを見逃してしまったら、何のために球場観戦に行ったのかわかりませんよね。現在、同アプリ内でモバイル事前決済サービスは提供されていないようですが、今後一般化されれば、野球だけでなくあらゆるスポーツ観戦の会場で、来場したお客様にとって最適なサービスになるはずです。
まとめ
以上、日本でも徐々に動きか活性化し始めている、「モバイル事前注文」の市場動向について触れてみました。
店舗のオペレーションにどう組込むか、注文側のアプリだけでなく事前注文を店舗側で管理するためのシステム導入をどのように進めていくか等、もちろん一般化までのハードルはまだまだありそうですが、店頭で並ぶのが大嫌いな私としては、日本でも早く普及が進んでほしいサービスだなと強く感じています!