【店舗アプリの失敗例】ダウンロード数に踊らされていませんか?
今回は店舗アプリをリリースした後にアプリ担当者が陥りがちな失敗例を紹介していきたいと思います。
アプリを運用する中で見えてくる数字
店舗のアプリをいざリリースすると、色々な数字が見えてきます。
アプリが起動されている回数、ユーザーの継続率、PUSH通知の開封率、ページビュー数、クーポンの利用回数・・・・・等々、
とにかく挙げていくときりがありません。
自社アプリのユーザーの姿が数字として見えてくると、ちょっと謎が解けたようでワクワクしてきますよね。(私だけでしょうか・・・・?)
ただ、色々な店舗企業様のアプリを御支援している中で、ちょっと本質ではない数値に一喜一憂しているケースがよく見受けられます。
重要なのはダウンロード数だけではない
一番よくあるのが、ひたすらアプリのダウンロード数に執着しているパターンです。
『アプリの目標100万ダウンロード!!』
大変熱意は伝わってくるのですが。。。。アプリの目標ダウンロード数ばかりを追い求め、それ以外の大切な数値をないがしろにしていることが少なくありません。
ダウンロード数が多いことは、より多くの人にアプリに触れていただいたことと同義になるので、もちろんアプリを成長させていくうえで、注視する大事な指標ではあります。
しかし、冷静になってよく考えてみましょう。例えば、
2)累計ダウンロード数が10万ダウンロード、毎日アプリを使ってくれている人数が10,000人
どちらが成功しているアプリといえるでしょうか?
どう考えても後者ですよね。
単純にダウンロードが多い少ないだけではなく、ダウンロードをしてくれた人がどれだけ定期的にアプリを使ってくれているかといった部分にもきちんと着目すべきです。
せっかく苦労してダウンロードしてもらっても、アプリの出来栄えがイマイチだったり、コンテンツに魅力がなくて、継続的に使ってもらえなくなってしまったら、その苦労も水の泡です。
これはダウンロード数に限った話ではなく、アプリを通じて測定できる様々な数値に関しても同様のことがあてはまります。
来店に結び付いているかどうかが大事
店舗のアプリであれば、先程の例でさらにいうと、毎日アプリを使っている人が同じ10,000人いたとして、一体何人が実際の来店に結びついているのかが一番重要です。
10,000人が毎日アプリを使っていても、そのうちの10人しか実際には来店していないのと、1,000人が実際に来店しているのでは実際のお店で発生する売上は大違いですよね!
最も大事なのは、結果として目にしている目先の数値のボリュームが大きいか小さいかではなく、きちんと意味のある数値に着目し、アプリがどれだけ効率的に店舗への集客を実現しているのか判断することです。
そのためには、アプリのダウンロード数やページビュー数、PUSH通知の開封数、それぞれの数値をバラバラに眺めて大小を判断し一喜一憂するのではなく、店舗への来店の鍵となっているのはアプリ内のどの数値で、その数値に他の数値がどのように関係しているのかをきちんと整理して、適切にモニタリングしていく必要があります。
具体的な数値の整理手法はこちらの記事を参考にしてみてください!⇒店舗アプリの目的の達成度を測定するために、KPIツリーを作ろう!
まとめ
ダウンロード数が少なくても、アプリが使いやすかったり、魅力的なコンテンツが揃っていて、今使ってくれているユーザーの満足度が高く店舗への来店にも繋がっているのであれば、きっとこれからアプリをダウンロードしてくれる人達もアプリに満足して継続的にアプリを活用し、店舗にも来店してくれるはずです。
ですので、アプリリリース後にダウンロード数にばかり気をとられるのではなく、ダウンロードしてくれた人達を残念な気持ちにさせないよう注意したいところです。
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