サブスク型サービスを始めるときの注意点、事前に確認したいこと3つ
ここ最近、店舗アプリでのサブスク導入が非常に注目されていますが、サブスク自体は新しい概念ではありません。
賃貸住宅や新聞の定期購読、乳製品の配達など昔から見られるサービスも、月額料金を支払って利用されるサブスク型サービスなのです。
上記のようなサービス以外にも、デジタルの発達により多種多様なサービス展開が可能となっているのが現状です。動画サービス等のエンタメから、店舗アプリで見られるような飲食、ファッション、化粧品など多くのサービスが溢れています。ただ、なんでもサブスク化したとしても、使われずに終了してしまうサービス等も少なくありません。
今回はサブスク型サービスの導入を検討する際に注意する点を書いていきたいと思います。
ターゲットの絞り込みとニーズの把握
当然の部分ですが、「誰に」「何を」提供するのかは非常に重要なポイントです。全くニーズのないサービスを展開しても見向きもされません。
また、これまで無償で提供していたサービスをサブスク化して有料化というのも安易にはお勧めできません。様々なサービスが提供され、ユーザーマインドも所有から利用へと変化しつつありますが、望まないサービスに対してはいつだってシビアです。
適切な価格設定
的確なニーズのサービスが出来上がっていたとしても、価格設定が適切でないとやはり利用されなくなってしまいます。
高すぎる場合も懸念ですが、サブスク型サービスの場合、価格設定が安すぎる場合が非常に大きな問題になりえます。ユーザーの好評を得て、サブスク利用ユーザーが増加することは大変喜ばしい事ですが、過剰サービスとなってしまった場合、来店促進はできても売上を伴わない可能性があります。そのため、適切な価格設定が重要です。
拡張性の検討
サブスク型のサービスは、継続的な利用をしていただくサービスになるので、開始後に価格や内容の著しい変更は難しいサービスです。急な変更で利用者が激減したサービス事例もあります。
ですが、継続性や新規ユーザーの獲得は重要な指標となるので、サービスの内容の検討や別のサブスク型サービスへの応用を前提にサービス設計をすることを推奨いたします。
サブスクサービスを実施することにより、異なるニーズの創出も期待できます。
今回書いた内容は、商品企画・開発では当たり前のことだと思いますが、ユーザーの消費行動が単なるサービスの購買ではなく、サービスの利用に紐づいているということが重要なポイントとなります。参考になれば幸いです!
- 顧客のリピート率向上
- 継続課金型のためアプリを通じて毎月固定売上が発生
- ロイヤルユーザーの満足度向上による関係強化