店舗アプリのリリース/アップデート前の裏側を一部紹介!
スマートフォンを使っていると、インストールしているアプリの多くが、時々アップデートされているかと思います。※自動アップデートにしていると勝手にやってくれるので便利です!
アップデートが行われても、1ユーザーからすると無数にあるアプリの1つのアップデートのため、特に気にすることはないと思いますが、アプリ提供側の視点からすると一大イベントなのです。
なぜならば、アップデート=アプリに何らかの改修を加えるということであり、場合によってはアップデート後にアプリが動かなくなってしまうというケースも発生しうるからです。
そのような問題がないよう、アプリ公開前には事前にアプリの挙動を確認することが必須です。
しかし、裏側でどのような確認を行っているのか、知っている人は少ないのではないでしょうか?!
今回は、アプリのアップデート時にどのような確認をしているのか一部ご紹介します。
アプリリリース前の確認事項
1.確認する際の対象範囲
アプリの確認をする、と言っても一つの端末で確認して、はい終わり、というわけではありません。
iOS、AndroidというOS毎の確認はもちろん必要ですし、対応しているOSのバージョン毎にも確認が必要です。(iOS9以降をサポートしているなら9~12をチェックする必要があります)
また、アプリのバージョンにもチェックが必要で、リリースを予定している内容が過去のバージョンでも確認ができる場合は、アプリのバージョン違いでもチェックが必要です。
そのため確認する場合はOS、OSのバージョン、アプリのバージョンで確認があるため、確認パターンも何通りにもなるのです。
場合によってはAndroidの特定の端末での挙動確認(イレギュラーな挙動が多い端末など)も必要になる可能性がありますので、多くのアプリ開発に携わる会社は複数の端末をテスト用として保有しています。
2.リリース内容のチェック
アップデートの際にリリースする新しい機能や修正した内容が問題ないかを実機で確認します。
新機能であればその挙動、不具合の改修であればその修正が反映されているか、という点になります。
もちろん前述の通り、様々なパターンでの検証を行います。
3.リリース内容に関連しない主要サービスのチェック
アプリのリリース後に稀に発生することですが、新しい機能や改修を行った場合、既存のシステムに影響している部分があり、従来の機能が利用できなくなるケースがあります。そういった事象を防ぐために、【リリース内容に関連しない部分】もチェックします。
仮にリリース後に問題が発覚した場合、アプリの改修・申請はiOSでは1週間程度かかる場合もあるので、事前の確認を徹底しましょう。
まとめ
アプリのアップデートは様々な役割があるため、一概には全て、とはいえませんが少なからず事前の確認をされて、アプリがリリースされています。また、その確認を徹底するためにもテスターの会社さんもあるくらいです。
アプリ開発を検討する際は、今回紹介したような裏側があることも踏まえて検討すると良いのではないでしょうか。