店舗アプリをダウンロードした後のユーザー利用に迫る!
店舗アプリは、開発することに目が行きがちでリリース後のことを考えてない会社が多く見られますが、重要なのは「店舗アプリを利用者に使ってもらうこと」です。開発をすることがゴールではなく、アプリを通じたコミュニケーションを継続的に実施していくことが重要です。
店舗アプリのダウンロード後の追うべき指標値は業種・業態・企業の方針・ユーザーと様々な要素より確定するものですが、今回は共通となる「アプリダウンロード後の定着率」にフォーカスしていきます。
店舗アプリユーザーのアプリ定着率について
店舗アプリをダウンロードをしてもらうために、自社HP掲載、店舗での告知、広告など様々な手段がありますが、いくつかの軸でアプリユーザーの定着の傾向が見えています。
オフライン施策とオンライン施策の違い
まず、オフラインでの施策とオンラインの施策を比較すると、圧倒的にオフラインでの施策の定着率が高い傾向にあります。
例えばウェブ広告でアプリインストールを促す施策によって獲得したダウンロードユーザーと、店舗の販促物を見たり店員に案内されてダウンロードしたユーザーを比較すると、後者の方がより定着率が高いです。
もちろんダウンロード数を獲得するという点では、広告出稿は露出も多く、一定の効果が見込まれます。しかしダウンロード後の定着は難しいかもしれません。
「アプリダウンロードで○○のポイントをプレゼント!」など、キャンペーンを伴うアプリダウンロード施策の場合、ダウンロード数は非常に多く獲得できますが、ユーザーのモチベーションはアプリ自体にはなく、ポイントに目が移っていますので、本当のファンを獲得することは難しいのです。
冒頭でもお伝えいたしましたが、ダウンロードをさせることが目的になってしまうことはあまり推奨しません。
ただし、自社メルマガや自社のSNS、ホームページなどの掲載は関連性が高いので積極的に展開は効果的と言えます。
オフライン施策での効果の違い
オフライン施策は、オンライン施策よりも効果的と書きましたが、オフライン施策の中でも傾向が見えています。
チラシや雑誌への出稿などの外部への掲載よりもやはり店頭でのインストールされる方の定着が最も効果的です。
また、ポップや告知物の設置よりも(業態によって実施の難易度の差はありますが)店員さんのお声掛けが最も効果的で次回利用にもつながる傾向があります。
施策については以前こちらの記事でもご案内しているので是非ご参照ください!
店舗アプリのダウンロードを促す!お客様の興味を引くためのポイントとは
まとめ
弊社では、様々な業種業態の店舗アプリのご支援してきていますが、効果的な施策に共通する点として、ユーザーとの距離をいかに近づけられるかという点があるかと思います。
これはダウンロード施策もそうですし、その後の店舗アプリを通じたコミュニケーション施策にも通じています。
もちろんインセンティブをフックに、という考え方も必要ですが、店舗アプリの目指す指標値を明確にして運用することが望ましいです。ダウンロード数が最終の目指すゴールにはなりません。
店舗アプリをダウンロードしてもらうにあたり、もっとも効果的なのは、店舗でのオフライン施策ですのでまずはそこからスタートしましょう!